セーブ数は16個
ちょっと少ないように感じますが、おまけの方にシナリオ回想があるので一応問題なし。
ただ、そのシナリオ回想で全ての場面が見れるわけではないというのがやや微妙に感じるところですが…
おまけにはCG鑑賞のほかにキャラクター鑑賞という簡単にいえば立ち絵鑑賞モード付き。
立ち絵に関してはキャラによってはそうとう表情が不足してたりするんで(しおんとか空とか、あとしおんとか)、
そこがちょい残念なところです。
バックログは一応付いてはいるのですが、ホイール対応してない上にものっそい分かりづらいのが難点。
自分は1周目はてっきりないのかと思っていたのですが、2周目でウィンドウの右下に小さい矢印があってそこで始めて気づきました。
あとははじめからを選択するたびに文字の表示速度等の設定がリセットされてるのがちょっと不便に感じましたが、
ゲームをする上での不満点としてはその2つで他は特に問題点は無いと思います。スキップも早いですし。
ああそういえば、ってまぁこれは人それぞれなんでしょうけれども、
名前変更機能は無しでいいので、普通に里緒という名前をボイスつきで呼んでくれた方が
より物語に入れたんじゃないかなぁなんて思ったりはしましたね。
曲数は18曲。うち曲がボーカル
全体的にゆったりとした曲調が多め。
雰囲気に合っていないものは無いので、特に気にすることなく進められると思います。
ボーカル曲の使い方は上手いですね。
盛り上がりの部分で流されて、思わず泣いてしまったほど。
そういう意味でも「a holy promise」が一番気に入ってますね。
簡単な話の内容としては
主人公 里緒(名前変更可)はごく普通の女子高生でごく普通の学園生活を送っていた。
しかし最近、急に居眠りするようになってしまい、そして同時にある夢を見るようにもなった。
夢の中では現実の世界とそっくりの彼がいて話したりデートしたりしたり…。
不思議なことに夢の中で約束したことは現実にも似たようなことが起こるのである。
はたしてこの夢は一体…
とまぁそんな感じ。
いや、素晴らしいシナリオでした。
日常のやり取りではニヤニヤさせてくれるわ終盤〜エンディングでは泣かせてくれるわで大満足ですね。
エンディングはBADがかなり悲恋なお話でして、
泣きに関しては涼兄シナリオと一平シナリオが完全にハマってしまい、特にBADエンドでは泣きまくりでした。
ただ、ハッピーエンドでは180度うって変わってかなりラブラブで幸せな終わり方で、
そういう泣きありニヤニヤありというのを両立させているところがかなり良かったと思います。
シナリオによっては微妙にラストが15禁ぐらい入ってた気もしますが、まぁ気にしない方向で(苦笑
あと、全シナリオクリア後に始めると9月10日からおまけシナリオに飛べるんですが、
単に俺がああいう話に弱いって言うのもあるんでしょうけど、これがまた泣かせてくれまして。
確かに長さ的にはおまけの長さなのですが、内容はかなりしっかりしていて、
おまけなんて扱いがもったいないぐらい。
管理人的にはアランシナリオよりもこっちの方が楽しめたとかなんとか。
なので全てクリアしたあかつきには、こっちのシナリオのプレイも忘れずに。
不満点としては結局おばあちゃんが言ってた辺りはどうなったの?というところですか。
あれっ、俺が見逃したんですかね。なんか結局よく分からないまま終わっちゃったんですけど…
ま、それが分からないままでも楽しめたことには違いないので、そこまで問題は無いのですが。
プレイ時間はおまけも全て合わせて12時間程度。
ホント泣きまくって大満足です。
しかも泣けるだけじゃなくてハッピーエンドのほうではしっかりとニヤニヤさせてくれますし。
発売日が2002年ということで少し昔の作品でシステム等にもそれが現れていますが、
シナリオが素晴らしくてそんな古いとか全然気になりませんし、これはいろんなに勧めたいですね。
男の人で乙女ゲーやったこと無い人もこれをやればそっち方面にも手を出し始めるんじゃないでしょうか。
そのぐらいの魅力がある作品だと俺は思います。
ただ、まぁ全てに完璧を求めるのは贅沢かもしれませんが、アランや真之介が他の3人に比べると少し物足りなさが残る話だったので、
もう少し盛り上がりを見せたりもしくは、ラブラブっぷりを見せ付けて楽しませてくれればなおよかったなぁとは思ったり。
とはいえ、それを気にならないぐらい他のシナリオ(特に涼兄)がよく出来ているので、
これはプレイする価値は十分にあるんじゃないかなと。
悲しい話で泣きたい人や、それプラスニヤニヤな話も見たい人にオススメ。
最後に全員のシナリオにいえることですが、普段バッドエンドは避けてプレイしない人も、
このゲームに限ってはバッドエンドもプレイしてみて欲しいですね。
他のゲームならただ結ばれませんでしたでハイお仕舞いとなるところが、このゲームはちゃんとバッドエンドまで楽しめるようになってますので。
最後に一言:涼兄と一平が素敵過ぎ