Princess Party〜プリンセスパーティー〜

発売日:2008/3/27


システム

セーブ数は54個+クイックセーブ1個の計55個。

 

環境設定はシステムボイスなんかも付いててそこそこ充実。

ただボイスの音量がやや小さめな気がしますね。

自分がいつもプレイするBGMの音量に設定しちゃうとボイスの方が音量MAXでも少々聞きづらかったりしましたね。

あとこれ俺の勘違いでなければ既読スキップが無いですよね?

少なくとも初期設定のままでスキップボタン押すと未読だろうが関係なく文章がスキップされちゃいます。

改善を求めるとしたらその2つかな。



音楽

音楽は全部で26曲。

サーカスということで、うち6曲がボーカルといつもどおり気合が入ってますね。

BGMのほうはお嬢様っぽいリッチな感じの曲(?)が多めな気が。

タイトルでも流れているPrincess waltzなんかはまさにイメージどおりという感じでお気に入り。

OPのPrincess Party〜青春禁止令〜でイオシスの名前が出てきたときは結構驚きましたが、

曲の方はかなり電波なノリノリな感じでこちらも結構気に入ってます。



シナリオ

あらすじとしては、

転校初日にちょっとした勘違いから生徒会へ。

最初は大変だった生徒会の仕事にも慣れてきて、さらに生徒会長のお嬢様といい感じの雰囲気になってきたある日。

全校集会やってたら学校が占拠&爆破され、あっという間にお城のような学校に早変わり。

そして現れた少女はこう言った、

「私こと白皇院綾香が、本日発令します!今日から青春禁止です!」

 

ということで、初っ端からすごい始まり方のこのプリンセスパーティー。

つかみだけかと思いきや、わりと共通部分はこんな感じの何でもありなドタバタ系で非常に楽しいです。

ここまではなかなか良い感じです。

 

ただ個別に入ると普通の恋愛青春ものっていうんですかね、なんだかおとなしい感じに。

あんなに前半は飛ばしてたのに個別に入ったとたん控えめになっちゃってるのはこのゲームでは残念なところ。

それでも綾香なんかはああいうキャラなのでまあいいんですが、

絵梨なんかはキャラもまったりで話は結構シリアスなので、他の二人が騒がなくなっちゃうと、

バカ騒ぎが売り(だと俺は思っている)のプリパからちょっと外れた感じになっちゃうんですよねぇ。

 

もっとも、そんな滅茶苦茶だるいようなシナリオは無かったので、

自分のお気に入りなキャラならスイスイ進むと思うのですが、

そうでないとちょっと前半とのギャップを感じるかもしれないです。

 

てか、カナッペはなんで攻略できないのでしょうか。

各話の開始前の予告を読ませておくだけにはもったいなすぎると思います。

あの合ってるようで合ってない、役に立ちそうで立たないあの予告も素敵なんですけどね。

出来ることなら本編であの電波をもっと堪能したかったですねぇ。



総評 41⁄50

プレイ時間は7〜10時間程度。

パッケージに24〜やめるの禁止ってありますけども、本当にそんな長編なのかと間に受けないように。

 

優良可の三段階で評価するなら、共通が優+、個別が良といったところでしょうか。

三段階になってない?いやそう細かいことは気にしない。

初っ端からフルスピードで飛び出したのは良かったのですが、後半でやや減速しちゃってるのはやはりどうしても残念。

 

あと物語自体はご都合主義ありとはいえ、中途半端さを感じさせずわりと綺麗にまとまっちゃってますが、

出来ることならもうちょい長さが欲しかったです。

値段相応?

いや確かにそうです。値段相応の分量ではあったと思います。

ただ、いきなり展開がすっ飛んだなぁって思うキャラ(沙夜とか)もいましたし、

そうで無いキャラにしても、減速した分今度はもっとイチャイチャを楽しめればなぁと感じたので、

そういう意味でもやはり量がもっとあったらよかったと思いますね。

 

とりあえず楽しめたことは楽しめました。

値段を考えれば悪くはなかったと思います。

とにかくこのバカなノリを楽しんだもん勝ち、そんなゲームかなぁと。


最後に一言:主人公を女装させたら結構かわいいと思うんだけど、どうだろう?


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