セーブ数は32個
物語の長さがそんなに無いので数としては十分でしょう。
その他の環境設定に関しても必要と思われるものはまず揃っており、
プレイ中に不便さを感じることは全くなかったです。
曲数は18曲。ボーカルはOPとEDの2曲でOPの『Dote up a cat!』はショートver.とフルver.の2種類収録。
どうしましょうね、音楽について軽く述べようとするだけでネタバレに繋がりそうな作品はこれが初めてなんですが(苦笑
まぁ、物語に合ってることは間違い無いです。
ED曲の『Sweet Outbreak』は物語を体現してるような歌詞なので注目ですね。
お気に入りは自由気ままな猫っぽさが感じられるOPの『Dote up a cat!』ですかね。
話としては、
そこはイヌミミとネコミミが当たり前に存在する世界。
そんな世界のとある診療所、クレインイヌネコ診療所で
主人公ジャックは記憶の無い自分を助けてくれているクレイン先生の助手をしている。
先生には遠慮なしに、こき使われ、入院患者たちにはわがまま放題を言われながらも、
愛すべき彼は穏やかな毎日を送っていた。
とそんなところ。
物語の進み方としてはまず4人をクリア後、トゥルーエンドへと進みます。
その4人についてはあらすじのとおり穏やかでほのぼのとした日々そのもの。
そしてこのほのぼのとした日常がおもしろくて非常に良いですね。
特にウミナミとの会話はどこかズレているというか独特のテンポに笑わせてもらいましたわ。
あと先生の命令に犬らしく忠実に従うジャックも微笑ましくて和みながらプレイしたりだとか。
個別のエンディングも心温まる話という感じで、最後までほのぼのな雰囲気を堪能させてもらいました。
もしここで終わったとしたならば、パティシエなにゃんこのような心温まる良作ということで終わったでしょう。
終わったのであれば…
しかし物語りは核心部分のトゥルーエンドへ。
先ほどまで平和そのものだったはずが一辺、今度は平和のへの字も出てきませんよ。
まさかの展開に戸惑いつつも物語は淡々と進んで行き、クライマックスそしてエンディングへ。
呆然という2文字ほどクリアしたときの気持ちを表すのに適切な言葉は無いと思いますね。
ネタがばれちゃうとかなりつまらなくなると思うので特には語りませんが、いやもう、凄かったです…。
以下ややネタバレなので反転(見る場合はCtrl+A)
一周目はホント呆然としてましたが、その後気になってもう一度最後のシーンを見たときは軽く泣いてしまったり。
トゥルーエンドシナリオはわりと最後の最後までかなりあっさり淡々と進んでいくので、ただただ見守るような感じで進めてたんですが、
全てが分かってる上でもう一度やってたら涙腺に来てしまいまして…。
「世界を救う…そんなちっぽけなことよりも、私はあなたを守りたかった―」
ラストのこの一言はこれを書いてる今でも俺の心にかなり重くのしかかってますね。
プレイ時間は5〜7時間程度。
いやはや、かつて俺の気持ちをここまで落とした作品はあったでしょうか。
パッケージにはネコミミが4人とロリな先生が一人。
あれを見る限り誰がこのような話を予想できるでしょうかね。
しかし逆に言えば、一つのゲームでこれほど考えさせられる作品も久々。
そういう意味では名作なのかもしれません。
テンポのいい日常で飽きさせることなく物語に引き込んで行き、そのまま全く正反対の方向へ持っていく。
その引き込み力と話のギャップに惹かれて俺はこのような高得点をつけてみました。
ただ、これは結構人を選ぶとは思います。
俺は名作と判断しましたが、人によっては大地雷とも取れるでしょうし。
逆に普通っていう感想の人はあんまりいないんじゃないでしょうか。
それぐらいインパクトの強い作品。
オススメは鬱になりたい人向け…っていうと変ですけど、あんまり間違ってないのが困るところ。
とはいえ、トゥルーを除けば和んだ雰囲気のなかでのネコミミとロリとの日々というのもまた事実。
まぁ難しいですが、ある程度の覚悟がある方にオススメかな。
最後に一言:あぁ……。