セーブ数は10×10で計100個。
環境設定としては画面、音楽、テキストの表示速度、エフェクトのオンオフなど一通り。
ズーム機能は今作も健在です。
まぁそんなによく使うものかというと(ry
あらすじ的なもの
主人公佐藤正人はいわゆるエロゲーのモブキャラ的な存在である。
遅刻イベントのようなものはモチロン、普通に女の子から声をかけてもらうことすらない
まさに平凡の2文字そのもののような少年である。
彼は同級生でヒロインに恋心を抱いていた。
しかし学園のアイドル的存在であるヒロインと主人公が釣り合うはずもなく
遠くから眺める日々が続いていた。
ある日、主人公はヒロインに対して邪な思いを抱く男たちの存在に気づく。
そしてその男達によって起こされるヒロインのピンチに遭遇する主人公。
果たして彼はヒロインを助けられるのかどうか。
ということで、今回はプレイヤーが主人公じゃないというコンセプト的には非常に面白い作品。
・・・なのですが、この救われなさといったらもうね。
とりあえずタイトルの『僕』=モブキャラという設定は伊達ではなく、
基本影が薄いキャラな上に、モブということでヒロインと仲が良かったりするわけも無いので、
話しかけても気づかれないのがデフォ。
たまーに気づいてくれてもちょうど主人公(ヒーロー)が来て、話題をそっちに持っていかれちゃったりだとか。
正直、心が痛いです。
さらに、ヒロインのピンチに遭遇して助けてあげたりしても、
幸やら影やらが薄い『僕』の手柄になることは決してありません。
えっ?ヒロインを颯爽と助けて結ばれあわよくばその後Hシーン?
何を寝ぼけたことをおっしゃっているのやら。
当然そんなものありません。
それはヒーローの役割ですから、モブキャラの『僕』には無縁な妄想に過ぎません。
おかげで最後に見れるシーンは・・・完全に鬱展開だったなぁ。
よって大抵のHシーンはヒロインを狙う男達に無理やり犯されるのを傍観するというもの。
まぁ陵辱ものということで、レイプ→墜ちという王道的な展開ですね。
Hシーン単体としてはなかなか悪くなかったと思います。
ただ、シチュやプレイの内容としてはとしては若干残念な部分があったり。
横尾のメイドフェラや木下の道具攻めなんかはいいとしても、残る2人は展開として被り気味。
あれは1つにまとめられたんじゃないかなぁと思ってしまった。
そんな感じで、プレイ時間は1時間〜2時間半。
最初見たときにコンセプトとしては面白いなぁと思ったのですが、
主人公が基本無いものとして扱われているので、モブキャラという設定すらあまり役に立たなくなってしまっていたり。
つまり結局、終わってみると普通の陵辱ものってとこかなぁというのが正直な感想。
面白そうだなぁと思ったのですが、難しいもんですね。
まぁ普通の同人エロゲーとして見る分には中の中ぐらいのランクじゃないかと思うので、
絵が気に入ったとか言う人はどうぞという感じです。