ふぃぎゅ@メイト

発売日:2006/11/24


システム

エフェクトのオン/オフや、選択肢後のスキップ継続等必要なものは全てあり。

そして最大の魅力であるガチャガチャをまわしてフィギュアを改造していく、

そしてそれを店やオークションで売ったりしつつお金を貯め、そしてそれを資金にガチャガチャをまわすというシステム。

これが非常に斬新かつおもしろくて良かったです。

しかしまぁこれがゲームの難易度を上げている原因でもあるのですが・・・

クリア後にはオセロが出来るようになるんですが、これが微妙に強くてですね、

結構負かされたりしてます;;


音楽

明るいくテンポのいい曲がほとんど。

お気に入りはなんといってもOPの「ガチャガチャきゅ〜と・ふぃぎゅ@メイト」

ゲームの内容を表した様な歌詞で、ノリが最高です!

ボーカル以外ではタイトルの1・2・3・イェイ!ですかね。

流れるとこが少ないないのが非常に残念ですが。


シナリオ

簡単に言うとフィギュアになってしまったヒロインに「精液」をかけてもとに戻すお話。

話はテンポがよく飽きが来ないですね。

イフリナとの会話がひたすらに悶えさせてくれます。

モチロンイフリナ以外にも、無感情で毒舌言いまくりだけどいいとこ取りなメイドロボやら、

あぁ、こういう人たちいるなぁって思うようなオタクたちとか、どのキャラも濃くていい味出してますね

また主人公がヲタクなので、どこかで見たたようなイベント会場、どこかで聞いたような店の名前など

ヲタクならならではのネタがちりばめられてていいですね。

フィギュアの方もその当時人気のアニメやゲームとかからネタを引っ張ってきていて、そういうのも分かるとまたニヤニヤ。

とにかくヲタクのツボってものが抑えられてて非常に楽しめました。


あと主人公が大好きなアニメがあり、それの放送が毎週あるんですが、

他のゲームなら2〜3行程度でその週のあらすじだけ書かれて終わっちゃってもおかしくないんですが、

このゲームはしっかり本編とは別に毎週主人公と一緒に見て行くんですよね。

それがまた意外と話がちゃんとしてて、感心しました。


ただし、そうやってニヤニヤしながらマウスをクリックしていたら当然バッドエンドになるわけで、

あくまでこのゲームの目的はイフリナを元に戻すことです。

そこでシステムでも触れたフィギュア改造が関わってくるわけです。

が、みんなが言うようにこのゲーム非常に難しくてですね、

いつごろまでにこの状態にしてないといけないって条件がかなり厳しいんですよね。

俺は何とか全エンドを見れましたが、トゥルーに行くまでには5回ぐらいやり直したんじゃないかな。

まぁ、その分クリアしたときの達成感もひとしおなんで、ある意味ではいい部分なのかも知れませんが。


ちなみに、フィギュア改造に関しては改造ファイルって物に自分がどのフィギュアやパーツを作ったかというのが記録されていって、

そういったやりこみ要素もあるんで、それを全部埋めてみるのもまた一興かと。


総評 36⁄50

エロと話のバランスが非常にいいゲーム。

精液をかけるという設定からするとエロ中心かと思いきや、話の方もしっかりしていてかなり楽しめました。

個人的には間違いなく名作の域にあるゲームです。

あの難しささえなければもっといい点数を上げても良いんですけどねぇ・・・

いくらおもしろくても何回もやってると作業ゲーみたいに感じてきちゃって、

それで諦めたりする人も結構多いと思うんで。

しかし、おもしろさはかなりのものだと思うんで、ヲタクなら是非やってみてほしいと思うゲーム。

まぁ、やるときは個人的には素直に攻略のヒントが書いてあるサイトを見つつ、こまめにセーブすることを推奨かな。


最後に一言:「ご都合主義魔術」のネーミングセンスに感動した!!(ぁ


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