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何処へ行くの、あの日

発売日:2004/6/25


システム

セーブ数は6とかなり少数。

というか、セーブシステムがちょっと変わっていて、

キャラをクリアすることによって”栞(=セーブスロット)に”そのキャラをクリアしたという情報が追加されるんですよね。

つまり、ニューゲームで開始をしてもその情報はセーブされていないので、

ヒロインをクリアすることによって解禁されるルートにたどり着くためにはニューゲームからではなく、

クリアデータのロードから開始しなくてはなりません。

もしも攻略サイト等を見ずに、知らずにやってたりすると…。

まぁそのシステムについては一長一短だと思うのでいいのですが、

とりあえず栞の数をもうちょっと増やして欲しかったですね。

 

それと共通ルートが長いにもかかわらず、選択肢後にスキップ解除は痛いですね。

あと修正パッチ当ててからも若干動作が不安定だったりしましたが、

他は特に言うことなしです。



音楽

全26曲。うちボーカルが3曲。

それぞれのシーンにはあっているものの、そこまで印象に残るような曲はなかったかなぁ。

Holidayだけは明るい曲なのになんか違和感を感じたけども、

なんていったらいいのか上手く書き表せないのでまぁいいです。

お気に入りの曲は物語のフェードアウトと共に流れてくるAgain。

あの終わり方とこの音楽の雰囲気はすごく合っていた気がします。



シナリオ

あらすじ

主人公・国見恭介は長い間、昔少女を殺したという記憶に悩まされてきた。

それはひどく曖昧な記憶でありながらも、確信だけは出来る記憶だった。

と、同時にもう一つ悩まされていることがあった。

それはあの日から始まった妹の絵麻との誰にも言う事の出来ない関係。

どうにかしたいと思いながらも今も続く関係。

恭介はこの2つに悩まされながら生きてきた。

そんなある日、「マージ」という名の過去に戻れるという薬の噂を聞き、

実際に手に入れた恭介は、自分の過去の真相を知るためマージを使うことにした――。

 

 

物語の展開としては実質一本道シナリオでありループシナリオです。

ヒロインは5人いますが、一葉、智加子、桐李の3人と千尋、絵馬の2人とではだいぶ話の展開が違いますね。

前者3人はどちらかというと純粋にあらすじから想像するようなマージという薬によって過去を見て、

それにより現在を云々という、極端に悪くいえばマージに振り回される話。

後者2人は実際マージという部分から離れて、もっと大きな視点、過去から現在を変えるとはどういうことかというお話。

 

とりあえず軽く個別の感想みたいなものを。

 

一葉ルートは双子ってあたりからそういう話になるんだろうとは予想は付いていましたが、

実際種明かしされると若干こんがらがりましたわ。

 

智加子ルートは終盤の展開が本当にもうつらいです。

バッド展開の雨あられ。

最後は世にも奇妙な物語的な間接的な恐さと悲しさを残す終わり方でした。

 

桐李ルートは若干すっきりしないというか。

プレイヤーに見せられる雪江さんと三木村さんがあのような思考に至るまでに飛躍を感じまして。

描写がそんなに深くないから、そんなにアレな家庭には見えないんだけどなぁ。

ちなみに、桐李は珍しくハッピーな終わり方だったのですが、

最後の最後で絵麻には同情せざるを得なかったですね。全ルートを終えたい今ではなおさらに。

 

千尋ルート。

物語の種明かし1回目。

限られた時間の中、終わりが近いからこそ楽しむという感じで、

恋人なのにどことなく哀愁の漂う雰囲気が印象的でした。

最後はこれまた悲しすぎます。

後姿を見送るところでは不覚にもうるっと来てしまいました。

 

最後は絵麻。

このルートで今までのシナリオは何だったのか等その他多くの謎が明かされまして、

それを見たときはあぁそういうことだったのかと感心してしまいました。

そして最終的には大円満といっていいのかどうかは分かりませんが、

少なくとも何も知らない恭介視点ではハッピーエンドということになるのですが、

(ネタバレ反転→)イコール、結局絵麻は恭介との閉鎖された世界というのは諦めた(=たどり着けなかった?)ということであり、

そう考えるとやっぱりなんか悲しいよねぇ。

ところで一つ疑問に残ったのは、結局ミッキーは何のために出てきたの?っていう。

結局あれ以来どっかいっちゃいましたし、なんであそこまでしたのかは分からず仕舞いのままなんですけども…。

 

全体的に楽しめたということとは別に、終わった後にやるせなさの残るシナリオが多かったです。

特に智加子ルートは本当にもうね。



総評 42⁄50

プレイ時間は17〜20時間程度。

 

最後の絵麻ルートで分かる、それぞれのルートの関係というか構成については素直に感心しました。

ただ、最初3人と千尋&絵麻のシナリオとの間に差がはっきりしすぎていて、

最初3人のシナリオももう少し掘り下げて欲しいところがあったのも事実。

あと個人的にはもうちょい救いが欲しいですね。

(ネタバレ反転→)最後の絵麻エンドのみが唯一残った本当であり、それ以外は本当ではない、

そう考えれば、バッドエンド気味なのもうなずけ無くはないですが、

それでもやっぱりハッピーエンドであって欲しかったですわ。

 

ファンタジックで鬱気味なお話ですけども、シナリオ構成はなかなかだと思うので、

まぁループシナリオとかそういう感じのお話が好きな人にオススメかな。


最後に一言:お医者さん恐すぎだろ。心臓止まるかと思ったわ。


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