D.C. Girl's Symphony 〜ダ・カーポ〜 ガールズシンフォニー

発売日:2008/9/26


システム

セーブ数は普通のが100個、クイックが10個、オートが10個と充実してますね。

長さ的にも、そして回想モードである程度のシーンは見れることから言っても十分すぎる量。


環境設定のほうはメッセージ、システム、サウンド設定と揃っており、

個別のボイス音量の設定だったり、BGMの曲名教示、シーン名の表示などもあって

普通はまず不便はしないかと。

今までサーカスさんの伝統だったあらすじモードは搭載されていないようで。

 

ちなみにシステムボイスは四之宮稜平(C.V.鈴木達央)で固定みたいです。



音楽

曲数は26曲。

結構アレンジ楽曲が多いかな。

それぞれのキャラの登場時のBGMはみんなそのキャラのキャラソンのアレンジですし。

そのくせ、音楽モードではその元のキャラソンを聞けないというのは・・・

えっ、CD買え?

あー・・・うん、そう・・・ですね。

 

あと過去作品からもからも

「I Love Your Smile」と「いつものあいつ」(それぞれD.C.IIより)、

そしてD.C.シリーズには欠かせない「Dream of Cherry tree」なんかも使われてますね。

 

個人的にはOPで使われている「Cherry’s Magic & Love」がお気に入り。



シナリオ

先に言っておくと、以下はあくまで男である管理人からの視点で書かれていますので、

本来の対象の女性側から見ると「そこは違うだろ」とかいう部分があるかもです、ということで。

 

 

話としては、

主人公―古城史桜は一年中枯れない島、初音島で穏やかに暮らしおり、

数日前からは両親の海外出張のために義理の兄とも一緒に住むことになった。

そんな史桜には実は人には言えないある不思議な秘密を持っていた。

ある日、近くのマンションに昔初音島に住んでいたという四之宮兄弟が越してきて・・・

とそんなところ。

 

時系列的にはD.C.IIと平行しているので、

キャラクターは白川ななかや杉並なんかも登場したり(ただし、学年は史桜たちのほうが一つ下)、

あと物語的に重要なあの人も・・・

 

展開的には素晴らしいまでのストレートな純愛シナリオ。

どのシナリオもニヤニヤが止まりません。

 

まず、蒼シナリオ。

いい話だなぁ。・゚・(ノД`)・゚・。

終盤までは相当不安になるというか、

軽く気分が悪くなったりして、これはもしかするとイヤな展開になっちゃうのかなぁとか

思っちゃうわけですが、そこはやっぱりジャンルどおりの「はにかみADV」ですね。

いい意味で見事に期待を裏切ってくれて、最後は綺麗に終わらせてくれましたね。

でも、最後が急ぎ過ぎという感じがちょっとして、出来ればエンディングの前の5分ぐらいを

もっと拡げて描いてくれるとなお良かったかなぁという気はしますが。

展開的には普通に泣けそうだったので、あと一押し何かね。

 

次、渓シナリオ。

何この年上の素敵なお兄様。

クールすぎて俺が女だったら惚れるなぁとかいう意味でまずニヤニヤ。

そしてそれ以上に史桜がかわいすぎてさらにニヤニヤ。

ホント、史桜の純情さには心を打たれますね。

最後の方は人によっては、急に情けなくなったとか感じる人もいるのかねぇ。

俺としてはあのぐらいの弱さがあった方がギャップがあって素敵だと思うんですが、どうなんだろうね

あとどうでもいいですが、「何も恐くなくなる脅威の魔法(お化け屋敷にて)」って言うのは

誤字なのかそれともギャグなのか(笑

 

そして龍之介ルート。

もうダメ、こういうシナリオには弱いんですよ(ノД`)

D.C.をやったことのある人なら途中でもう展開は読めるはず。

読めるんですけども・・・(´;ω;`)ブワッ

キャラの位置づけとしてはショタとか年下なので、

そういうのが好きだと道中も結構楽しめるんじゃないかなぁと。

 

そんで孝明シナリオ。

このシナリオは史桜のかわいさに完全にのされましたね。

こんなに兄を慕う妹がいたらもうね、素敵すぎます。

しかし中盤からのいかんともし難いあの展開、そして終盤はキッツイなぁ。

恋愛ものの話ではよくある話なんですが、やはり胃の辺りがキリキリと・・・

とりあえず葛藤とか心情描写はこのシナリオが一番よく描かれてましたね。

あーあと、最後は何だかんだでお預けをくらうに一票です(何

 

そして航平シナリオ。

ケチのつけようが無くもう完璧過ぎ。

見てるこっちも幸せになりそうなぐらいにラブッぷりですし。

しかしまぁ、やっぱり完全に見えても人間そうすごくないってことですね。

たとえ他人から見たら比の打ち所がなくても、本人は意外に心の中に抱えてるものがあったりとか。

てか転校してきて一週間で史桜にベタぼれとか早すぎるだろとか最初は思ってたけど、

こりゃ惚れるのも道理。

史桜かわいすぎ。

 

最後稜平シナリオ。

幼いころの約束、そして桜の魔法、まさにメインにふさわしい展開でした。

最初から最後まで文句の付けようのなく楽しめましたね。

まぁネタバレを避けるためにも多くは語らず。

とりあえず史桜と稜平の夫婦喧嘩(?)とかあれをどうやってニヤニヤせずに見れようか(笑

そして女子生徒1と女子生徒2は島流しにあってしまえばいいと思います。

島流しにあってしまえばいいと思います。

大事なことなので2回いいました。



総評 44⁄50

プレイ時間は7時間57分(プレイタイムが付いてるもんで今回に限りいやに正確です)

一周目は3時間近くかかりますけども、後は既読スキップを活用すると大体1時間前後といったところですね。

 

D.C.で乙女ゲーが出たということで、どんなもんかなぁと初めて女性向けのゲームをやってみたわけですが、

女性向けとか気にならないぐらい楽しめましたね。

男性側から見ても男たちは普通にカッコイイし、シナリオはおもしろいし。

それに、普段とは逆側の視点でプレイするということで、かなり新鮮さも体験できましたし。

 

数少ない不満点を上げるとするなら話がやや短いことかなぁ。

一人当たり約1時間というのはね、もうちょっとイチャイチャッぷりを描いて欲しかった気もしますね。

あと少しCG数が少ないかなぁという気も少し。

というか、どうせならもっと史桜自身も一緒に描かれているCGもあったらよかったなぁと思ったりね。

せっかくかわいいのにね、浴衣姿とか見たかなぁと。

 

しかしまぁ、相当夢中になって楽しめたのは事実で、

かなり満足のいくものではありましたね。

 

ってな感じで、たまにはすごく真っ直ぐな純愛ゲーをやりたいなぁという人には是非おすすめ。

モチのロン、男女問わずね。


最後に一言:明日から初音島に引っ越します(何


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