セーブ数は60個。
数は十分なんですが、ページの移動が進むしかない、
つまり1→2→3の順しか進めず、まぁ3ページしかないんで不便ってほどではないんですが
そこがちょっと気になりましたね。
基本的なシステムは足りないものはなく特に言うことなし。
Tipsではネット用語や物理学等のちょっと難しい語についての説明。
まぁ見なくても問題はないんで、気になったら見る程度でおk。
あと微妙にロードするときが時間かかるんですが、
その分セーブしたまさにその瞬間から再開されるのはすごいなぁと。
キャラが喋ってる途中でセーブした場合、そのセリフの途中から再生されますからね。
役に立ったとかそういうことはなかったんですけれども、ちょっと感動しました。
そしてここからが問題なんですが、このゲーム1つだけ大きな欠陥がありまして、
選択肢的な存在である妄想トリガーをスキップで飛ばしちゃうんですよ・・・
2周目とか既読スキップで楽なはずなのにいちいち攻略サイトとにらめっこしながら
どこで妄想トリガーが来るのかということに気を使いながらやるとか
何のための既読スキップなのか分かりません。
まぁ選択しないでスルーするっていう部分もあるので、
ほとんど選択しない章で止まられるとそれはそれで不満になりそうなんですが、
せめて止まるかどうかのオン/オフをつけて欲しかったですね〜。
明るかったりホラーだったり。
雰囲気にあっててよかったとおもいます。
ボーカルもいくつか入ってて、
個人的にはOPの"Find The Blue"がかなりお気に入りで
思わずシングルまで買いに行ってしまいました。
全体で一番のお気に入りは七海が出てくるところで流れる"Girls"
あのポップな感じがグッときました。
シナリオは一本道で、一言で片付けると「童貞の妄想力はすごいんだ」っていうお話。
一言で片付けないと・・・う〜ん、なんとも書きにくい話なんだよねぇ・・・
まぁまず主人公の設定がリアルでいいね。
まさにキモヲタという感じでかなり良かったと思います。
他にもリアルさで言うと、掲示板の状況とか
あとグリムとのチャットのシーンとかもかなりキてましたね。
そして七海が可愛すぎる。
それだけに七海とのラブラブの妄想をもっと見たかったなぁとも思ったり。
あんな妹がいて邪険にするとか拓巳は罪ですね全く。
話自体は伏線の張り方とかはなかなかだったと思います。
結構ハラハラワクワクしながら読んでいけましたし。
前〜中盤辺りまでは拓巳のヲタ的行動にところどころ親近感を覚えながら
わりとサクサク進めたと思います。
終盤はああいう燃え展開に行くとは予想してませんでした。
いやだって、主人公はどう見てもああいう実際に戦うような役ではないわけで、
ああいうのはセナとかが担当するのかなぁとね。
とりあえずあのあたりでなんとなく、月○のネロ戦やFa○eの遠坂ルートの士郎最後の方を思い出したのは俺だけでしょうか。
いや、まぁ詳しくはネタバレだから言いませんけども、その覚醒するところのあたりとかが・・・ね。
まぁそこはまだ良かったんですけれども、
ラストがう〜ん・・・
未完成とまでは言いませんが、なんかちょっと足りないような。
刑事さんのことは結局ほったらかしですし、
最後も結局みんなで円満に終わるっていうのはありませんでしたし。
個人的にはBルート終盤の妄想世界内での展開で終わるのがあっても言いかなぁという気がしましたが。
それかむしろBルートだけの方が、ある意味すっきりしてて良かったような気がします。
てか終わった後に思ったのは、梨深と七海以外の4人、
特に優愛ってこの話に必要だったのでしょうか?
どうにも影が薄いという感じがしましたねぇ。(特に終盤が)
まぁ優愛以外の3人は拓巳にヒントを与えるなど役に立ってましたが、
優愛は・・・?
・・・・・・なんかいつにもましてまとまりの無い上に、話自体に触れてない文になってしまった・・・
でも実際、上にも書いたけどそんなに詳しく書くような話じゃなかったんですよねぇ。
プレイ時間は20時間前後ぐらいだと思います。
まず、これをやって多くの人が思ったのではないでしょうか、
「この作品は18禁で出してほしかったなぁ」と。
あの足コキ未遂やら他にもそれっぽいのを作っておきながら
肝心のその先がないというのは鬼畜です><
まぁそういうのが入ってなくてこのままでも、結構グロいので普通にR18指定にしてもいいとは思いますが。
直接的な絵は多くはないんですが、テキストによる描写がなかなかリアルなんで、
グロは絶対に無理って人は注意ですね。
シナリオはなんだろうなぁ・・・なり損ねっていうんですかねぇ・・・
8章ぐらいまではかなり面白かったため、それだけに少し残念です。
キャラが上手く活かし切れてないといえばいいのでしょうか、
どうしても物足りなさが残ってしまう終わり方でした。
まぁまとめると、足コキにしろラストにしろ寸止めが得意な話でしたということで。
もしかしたら俺が単に理解できていないというだけで
実際は素晴らしい話だと可能性もありますが。
最後に一言:ナナがメインのファンディスクマダー(AA略