セーブ数は90+クイックが10で計100箇所
環境設定は基本的なものは全部あり、それ以外にもフレームデザインだとかマシンのスペックに応じた
クオリティーの設定だとかわりとこまごまとした設定もあったりします。
まぁとにかく普通にプレイする分には特に困ることは無いかと。
あと地味ですが、マウスホイールでセーブデータのページを移動できるのが便利でした。
修正パッチは、誤字や音声のミスなどがあるので当てておくのが吉。
ボーカル曲2曲を含め計24曲。
のんびりというかほんわかした感じの曲が多め
とりわけグッと来る曲というのは無かったですけども、
どれも場の雰囲気にすごく合っていて不満のようなものは一切無し。
お気に入りはタイトルで流れるコンフェティのinst ver.。
ボーカルver.もいいのですが、どちらかといえばinst ver.の方がお気に入りですね。
あらすじ
「始まりは雨の日の出会い、そして一冊のノート――」
樹々が黄や紅に染まる秋。
俺――秋津隼人は、一人の少女と出会った。
夜長に降り始めた雨の中、傘も差さず佇んでいた少女。
少女が落としたものと思われる一冊のノートを手にした時から、俺の平凡な生活は少しずつ変わり始めた。
ノートの持ち主を探し、廃部寸前の演劇部へと訪れた俺。
その俺が見たのは、個性的な演劇部の面々だった。
雨の日に出会った少女、ぐーたら脚本家で、気が抜けると人外の垂れ生物になる先輩・安藤沙夜。
真面目で大人しいと思っていたクラスメイトの上城雪は、リボンを付け替えるだけでガラッと性格の変わる超演技派体質。
七海姉――佐倉七海部長は、天然ボケとおっとりの度合いがだいぶ激しすぎるお隣さん。
そして、学園の屋上で何故か行き倒れていた少女・奏衣。
変わった演劇部の面々+1名に囲まれて。
気づけば俺は、演劇部再建のために演劇部に入部し ――そして、いきなり主役の片方を任されることになる。
地元に伝わる、とある都市伝説を題材とした、オリジナルの演目。
沙夜先輩の書くその演目には、確かに俺も興味を惹かれて――
慣れない練習に、俺を振り回す声、 日々、深まる秋の気配に包まれて、 大して気にも止めなかったモノクロの世界が、 緩やかに彩られてゆく。
彼女たちとの関わりの中で――
秋雨の幕があがる頃、俺は――俺たちは、いったい、どんな景色の中にいるだろうか――
以上、OHPより
というわけで、演劇をテーマにした学園ものです。
面白かったかと問われれば、キャラによっては、と答えると思います。
一本道シナリオではなく、ルートの解禁のようなものも無いのですが、
キャラによってだいぶ明かされる情報が違っておりその明かされる情報の範囲でのお話となってくるため
キャラごとに話の深さが全然違ってくるんですよね。
そういう意味で順番は決められてはいないものの攻略順が結構重要な作品かもしれません。
物語の核心の近さは近い順に奏衣>沙夜>七海>雪。
雪に至ってはこのシナリオは物語の核心に迫る話が全くに近いほど出て来ず、
本当に普通の学園ものという感じで、良く言えば安心感のある王道シナリオ、厳しく言えば物足りないシナリオ。
物語の途中から奏衣も全く関わってこなくなってしまい、一人だけ毛色の違うお話でしたね。
七海は終盤から物語の核心へと繋がるような話がちょいちょい出てきてます。
雪→七海と攻略してきた場合には、おっ、なんか面白そうなことになってきたぞとなるわけですが、
逆に核心に近い残りの2人を先に攻略している場合、すごい中途半端な物語に感じられてしまう可能性があるのが欠点。
残る沙夜と奏衣に関しては素直に面白かったと言えますね。
この二人はクライマックスはすごく盛り上がるし、話にメリハリがあって良かったです。
沙夜ルートのラストのシーンは始まった瞬間は蛇足に感じられたのですが、締め方が見事で前言撤回。
この締め方のおかげでラストだけで見たら沙夜ルートが最高かもしれないと思えるほど。
物足りなく感じた点は恋人パートについて。
中盤越えたあたりからシリアスに入っていくせいか、恋人としてのイベントというものが薄く、
学園ものなんだけども、学園者であることを忘れそうな感じすらあります。
演劇という軸からぶれないというのはある意味では良いのですが、若干の物足りなさというのを感じてしまった部分もありましたね。
プレイ時間は17〜20時間。
とにかく全員を攻略するのであれば攻略順がすごく重要。
個人的な推奨としては雪→七海→沙夜→奏衣。
ただ、前2人と後2人のシナリオの面白さの差が激しく、
正直キャラが好みとかじゃなければ、沙夜と奏衣だけ攻略するのも十分アリかもしれないです。
前2人も剣崎とかこずえとかいまいち活躍の場が無くてぱっとしなかったキャラを動かせばもうちょっと違ったのかなぁという気がしなくも無いのですが、うーむ。
沙夜と奏衣ルートに関してはのめりこんでからは一気に読めちゃいましたし、本当に良く出来ていたと思います。
この2人あってのこの点数ですね。
最後に一言:今すぐに萌先生と正式なこずえルートの追加をですね(ry