さよならを教えて〜comment te dire adieu〜

発売日:2001/3/2


システム

セーブ数は15個

日が変わるごとにセーブしたりでもしない限りは無くなることはないかと。

システム目はちょっと厳しめで

スキップ、音量、音声設定、画面切り替え、文字速度、スペック設定のみ。

ちなみにスキップは既読、未読設定が出来ず、既読のみとなるので、

どうしてもというときはCtlrキーを使いましょう。

ただし、バックログもないため飛ばしすぎちゃったりしないように注意です。


音楽

ボーカルが1曲の全14曲。

音楽はどれも寂しさやミステリーのようなものや、恐怖心を煽るようなものばかり

だけど、それがゲームに合っていて良かったと思います。

お気に入りは「immobilite et tourbillon」


シナリオ

ええ、もうなんといえばいいのでしょうか。

とにかく恐いです、そして狂ってます。

あまり深く語ってネタバレになってしまうので、まぁ軽く行きましょうか。

ただ、ネタバレしないと始まらないというのも事実でして、

そのため相当浅いレビューになるかと思いますが。


ゲームは教育実習生の主人公がすごす11日間が舞台。

行動時間は夕暮れのみという世にも不思議なゲーム。

間違っても登校中にパンをくわえた転校生とぶつかるなんていうシチュはありえません。

すでに学校終わってますからw


話のほうですが、まずプロローグの時点でもうかなり意味不明です。

まぁそれは伏線としては当然としても、その後もしばらくずっと意味不明です(ぁ

死んだはずの女の子が次の日に生き返ったりしてますからね。

しかも主人公はそんなことには気にも留めず、また女の子と会い話をする。

ホントもう何が何だかって感じです。


だからこそ、それが分かったときの恐怖といったらもう・・・

むしろ分からないまま終わってくれた方がある意味じゃ良かったのではないかと思ったぐらいです。

エンディング前にようやく主人公全てが明かされるわけですが、いやー衝撃でした。


しかしそれ以上に恐いのがエンディング後。

絵的には何一つ恐いものなんてないのですが、精神的に相当来ますね。


とまぁここまでいいこと1つも書いてませんけれども、

つまらないかと言われると案外そうでもないんですよねぇ。

かといって、そんなに面白いわけでもなかったり。

どっちだよって話なんですけれども、

そもそも個人的にはこれは面白い面白くないの2択で答えるような作品じゃないと思うんですよ。

「考えるな、感じろ」というか、やった人にしか分からない言いようのない何かがあるんですよねぇ。



総評 30⁄50

プレイ時間は5時間程度。

・現実と虚構の区別がつかない方

・生きているのが辛い方

・犯罪行為をする予定のある方

・何かにすがりたい方

・殺人癖のある方

上記に該当する方は購入を遠慮くださるようあらかじめお願い申しあげます。」

とか書かれているからやってみたけども、なんというか・・・

終わった直後はしばらくボーっとしてた覚えがあります。

心の状態を表すならば、いろいろと考えることが多すぎて逆に虚無になったしまった感じですね。


名作?はっはっご冗談を。迷作の間違いでしょう。

あーいや、まぁある意味じゃ名作なのかもしれませんが。


オススメかどうかですが、確実に万人に勧められるものじゃないし、

ライトなエロゲーマーにも勧められるものじゃないですが、

『狂気』を求める方や、普通のエロゲに飽きてきたヘビーな方々はやってみてはどうでしょうか。

それでもとりあえず、夜中にやるのはやめておいたほうがいいと思いますが・・・


最後に一言:同じ選択が一気に14個とか恐すぎ


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