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Clear

発売日:2007/08/24


システム

セーブ数は220個。さらにオートセーブが20個

環境設定は演出面から個別ボイスまで結構細かいところまで設定可能。

ただ、なぜかオートは無く通常のメッセージの表示スピードは設定できずノーウェイトで固定のようです。

 

環境設定で画面効果の設定がいくつかありましたが、

アニメーションが結構使われていたり演出面でわりと力が入っているなぁと思わされるところがちょこちょこと。

その分最小化の動作が緩慢だったり等、PCのスペックもそれなりに必要なのかなぁと思う部分もありましたが。

不満点はログが勝手にクリアされてしまうところ。

酷いときだと2つ前のログですら読めなくなってしまうことなんかもあったりして少し不便です。

もっともこの点に関してはパッチを当てれば解消するようなので、忘れずに当てることをオススメします。



音楽

ボーカル曲7曲を含め計50曲。

曲数が多く一曲一曲の印象がどうしても薄くなりがちではありますが、

しっかりと聞いてみるといい曲ぞろいなことに気がついたりだとか。

挿入歌あたりはサビまで聞くことなく次の場面に進んでしまうこともありますけども、

時間があるときに音楽鑑賞でじっくり聞いてみるとお気に入りな曲に出会えたりなんてことも。

個人的にお気に入りなのはEDでながれるClystal love、終盤で流れる別れ、いつかの青空など。



シナリオ

あらすじ 

全てが懐かしかった。

主人公行野光一は数年ぶりに故郷の島に帰ってきた。

島は何も変わっていなかった。

変わっていないのに違って見える。

彼は変わってしまった理由に気が付いてため息をつく。

変わってしまったのは彼自身なんだ、と。

 

彼は当たり前の人とはまるで違っていた。

その違っているということが彼に居場所を失わせたのだった。

島の学校に通いながら光一の新たな生活が始まる。

人との出会い。そして交わり。

その見えない壁の向こう側で彼は「居場所」を探していく。

そこは人と違うことが罪ではない。

そして、一人では作れない。

―そんな場所。

 

 

一見学園物に見えながらも結構独特な作品。

シナリオはキャラごとに大分違った展開を見せてくれるため、

それぞれ楽しめて長編のわりに飽きが来なかったのは良かったですね。

シナリオの全体に共通していた2つのテーマは「親」と「心」。

どの話もこの2つで繋がってくるので、それぞれのキャラで大分違った展開をするものの

終わってみると結構まとまりがあるように感じられました。

ただ全体的に終盤があっさりしているような気も。

無駄を省いて本旨を前面に押し出しているといえば聞こえがいい気もしますが、

その分盛り上がりに欠けるようにも感じられてしまったのはちと残念。

 

個人的には無月ルートが一番お気に入り。

光一の心が欠けているという状態を一番上手く描いていた様に感じられましたし。

主人公ではなくヒロインの方に焦点を当てるならののか。

終盤の絵本から伝わってくる切なさといったらもう。あの破壊力はなかなかのものがありました。

 

あと全員攻略後に〆としてのClear編が出現するわけですが、

あそこに繋げていくなら本編は一本道にしても良かったんじゃないかなぁと思いましたね。

パラレルに存在するそれぞれの個別のの集約点的な位置にあって、具体的にどっから繋がってきているのかよく分からないんですよね。

実はまだ誰ともちゃんとは結ばれていませんみたいな感じで、えっ?っていう。

 

細かいところで少しずつ思うところはあるものの、そこらへんを気にしなければ話自体はおもしろいものでしたし、

本旨をストレートに伝えてくるという意味では分かりやすくて良かったと思います。



総評 35⁄50

プレイ時間は25〜27時間。

体感時間の割りに意外とかかっていたようです。

まぁ6GB弱という容量を考えればこのぐらいのボリュームはあって欲しいですね。

 

主人公が若干人から離れているせいか、言動に独特な部分があるかも。

俺としてはああいう回りくど言い方をむしろ楽しんで読んでしまう人なのですが、

苦手だったり嫌いだったりする人はいると思うので、人は選ぶテキストだとは思います。

そこで苦手にさえならなければ、特にルートに入ってからはスイスイと読み進んでしまうシナリオに感じられました。

ただ、上でも述べたとおりどうも盛り上がりに欠ける部分があって、

設定等は面白いのにそういう部分で良作どまりになってしまったのかなぁという気がします。

 

あと攻略順は結構重要かも。

いきなり無月とかやっても意味が分からないと思いますし。

だんだん核心に近づいていくという意味では、春乃→ののか→紗由→美姫→無月がいいんじゃないかなぁと。

この順番が情報が順番にかつ少しずつ明らかになって行って物語を負いやすいと思いますし。

ののかと紗由は逆でもいい気がしますが、最後は無月、その前は美姫という順番は譲れない気が。

むしろ無月はなんで最後に固定されてないの?ぐらいに思ってしまうほどですし。


最後に一言:美姫ルートのヌイグルマーの嫉妬っぷりには盛大に笑った。


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